やりたいことがない = TEAM31 

【インタビュー】孫熙洙

【桃太郎インスタグラム】@s.h.s716

ビジョン 国境を越えた競争者の拠点となる

 

Q1. やりたいことを教えて下さい!

多極化し複雑化した世界で、一方が正義で、一方が悪のように語れないと思っています。

大事なのは、お互いが「共にあること」とより良い社会に向けて「前進する」ことだと私自身感じております。

そこで自分は、次世代がお互いのルーツや立場を越えて、理解し合い、より良い社会を担い手として創っていくような世界観を描きたいです。

 

Q2. きっかけは何ですか?

私のルーツは韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の両方にあります。もともと朝鮮半島は一つの国でしたが、戦後の分断によって南北に分かれ、多くの在日朝鮮人は、日本にいる中で自身のアイデンティティを模索してきました。私は日本で生まれ育ち、国籍やルーツを超えて多くの日本の方々と関わる中で、人と人が理解し合い、協力できることを実感してきました。だからこそ、過去の分断を乗り越え、共生や協力の道を模索し、ルーツを超えて人と人をつなぐ架け橋になりたいと思っています。

 

Q3.現在はどんな活動をしていますか?

日朝のプロジェクトっていうのがメインにあって、大体コンセプトとか定まって学生団体を立ち上げようとしています。いろんなプロジェクト立ち上げながら事業化していくっていうのをメインでやっていきたいと思っていますね。海外ツアーなども考えています!

 

カンボジア報告会のイベントの様子

 

学生起業プログラムの最終ピッチ

 

カンボジアの子供達との交流

 

Q4.実際に行動してみて感じたことや、行動する前とギャップを感じたことはありますか?

自分元々やらされてる感あって行動するのが嫌いで。外からの評価であったりとか、これが正しいみたいな感じで言われてからやり込むのってめちゃくちゃ苦手だったんですよ。そんな中で主体的に挑戦してきて、本当にビジョンがある程度定まってきた中で、活動しながらもちろん大変なこともあるんですけど、そのビジョンに近づくほどの幸せっていうのは 結構感じてます。

自分の行動が正しいか正しくないかっていうのが他人の判断や評価になっていて、自分が何をしたいか深堀りながら、本当に実現したい社会に向けて前進していくっていうことはなかったので、ギャップというか成長を感じる部分ではありますね。

 

Q5.挫折経験や失敗はありますか?

ありまくって難しいな(笑)。小中高でずっとサッカーをやっていたんですけど、できているって思ってもそのコミュニティの外に出てみると差が激しくて、こんなにもレベルが違うのかと思って、またその上の環境に慣れても、もっと上のレベルと戦った時にもっと上がおるんか?みたいな感じで、キリがないなと思ったり。自分キャプテンもやってたんですけど、人数が少なくて部員17人でやっていて。ずっと朝鮮学校で、やっぱり環境があまりよくなくて。グラウンドとかも土ですし。そのような挫折というか、厳しい環境でどう結果を出していくかを考えることは今となってはいい経験はたくさんありますね。

 

Q6.現在感じている課題感があれば教えて下さい。

課題感もめっちゃありますね。ビジョンが大きい分やるべきことが多いっていうところで例えば、海外の優秀な大学を押さえて展開していくというような、グローバルな視点で世界を良くしていきたく、国際関係の大学に通ってる学生とかがターゲットになってくるような事業を展開したいので、国籍問わずに人脈を作りたいという所ですね。あとはメディアを使い普及させていきたいなって思いがあるが自分にはそこら辺のスキルがなくて、結構細かいのが苦手だったり。笑 あと、ファイナンスの部分で自分もまだ学生なのでお金に余裕がある状態で活動したいけど、今は資産を増やす時でもあるっていう課題だったり。好きで能動的にやってるけど、ゆっくり事業戦略立てたり、本を読む時間であったりとか、一人で景色とか行って人生設計する時間であったりとか、そういう タイムリッチな時間はあまり今はないのでそれもほしいですね。

 

Q7.どんな仲間がほしいですか?

理念ビジョンに共感してくれるのはもちろん、失敗に関して次の学びにめっちゃなったよね、などと前向きに捉えられる方や、挑戦することが好きだったりとか、熱中する方がいてほしいなというのと、国際的な問題にしっかり理解がある方だったりとか、相手に共感や理解を示せれるリスペクトがあるような、どの意見もその尊重できるような方、個人の利益だけに走るよりかは自分も相手も満たせれるような、そんな方と一緒にお仕事できればと思います。

表面的な部分で言うと、発信する上でいろんな人を巻き込めるような、その注目できるようなものをアクティブに作れるSNS運用の方であったり、二カ国語以上できる方とかだったらありがたいですね。二か国語が全員ができたらめっちゃグローバルに展開していきやすいなというのがあるので。ありがたさで言うと異文化をしっかり理解できるというか、自分は結構どんな国にも良いところと悪いところがあると思ってるタイプで、どんな国にも背景があるので、歴史だったりいろんな学問上で判断できる人もいてくれたらありがたいですね。

 

Q8.どういったチームですか?

目指すチーム像みたいなところで「PEACE」の頭文字で考えていて。

P=Personality 共感・理解を示して、みんなの個性を大切にできる。

E=Enjoy   みんながやりがいを持って、やっていること自体を全力で、能動的に楽しんでできる。

A=assist   常に助け合いの精神で、競争ではなく支え合いながら、一つの組織としてより成長していくことができる。

C=Challenge  世の中の困難な課題に挑戦して成長し続けることができる。

E=Endire        みんなに愛されて応援されるようなチームとして存在することができる。

 

Q9.活動の中で大切にしていることはありますか?

常に未来志向でいるというところは大切にしています。過去がどうだったであったりとか、他人に対して政府に対して愚痴があふれる場合もあると思うんですよ。でも、自分たちだったら何ができるだろうと主体的に見ることが大切だと思います。あと、できないから投げ出すというのではなく、「じゃあやれるためにどうしようか」っていうのを考えて、こういう方向にしていこうとスムーズに動いていくことは大切にしています。

 

Q10. 頑張れる理由は何ですか?

明確ではありますね!まず、在日の同胞社会というのがあって、その人たちの希望を見出せるような活動をしたりとか、今の状況が難しい中で希望を見出せるような自分自身そういう人になりたいなと思っているからです。僕たちの存在って戦後、ずっと除外されてきたんですね。ヘイトスピーチ受けたりとか、学生の学生割が朝鮮学校だけ適用されなかったりとか、そもそも公式戦自体に出られなかったりとか。

そのような中でほぼボランティアで働いてくれる教員の方がいてくれることで、しっかりと自分たちの言語であったりとか、歴史であったりとか自分に誇れるような活動っていうのは行えていて。そのような自分たちのためにやっていただいたところに対しての恩返しをしたいからです。日本と一緒の少子高齢化社会で、もちろん在日コリアンの方々もそうですけど、バックグラウンド問わず、もっと未来の次世代の子たちに向けて、自分という存在をこう示していくというか、できることをやりたいというのもめちゃくちゃ頑張れる理由ではあるかなって思いますね。

 

Q11.やりたいことがない・見つかっていない人へメッセージをお願いします!

うわー、なんか偉く言える立場ではないんですけど!笑

これも難しいと思うんですけど、考えるより動くっていうところはやりたいことがない人が一番大事かなと思ってて。自分もサッカーに熱中してたんですけど、その後自分の人生をどうしていこうかという方向性のプランが明確ではなかったんですよ。でも一回海外行ってみるかってフィリピン行ったりとか、ビジネス興味あったから無料で座談会やってる方と一回話してみるかあ、とかそういったとりあえず行動することが大切なのかなと思っています。その結果自分もまだまだ道半ばではありますけど、ここまでは来たっていう感じはあるので、これはちゃうかな?あれはちゃうかなっていう前に、とりあえずやってみて、やってみる中で感じることあるから!みたいなマインドに切り替えられたらそこからはやりたいことは無限に見つかっていくのかなっていう風に思っています。

 

Q12. 目標、または桃太郎ピッチに向けての意気込みをどうぞ!

大学生のうちにインパクトを残しておきたいっていうのは、マストで考えてて。なんでかっていうと。さっきの同胞社会の話もあったんですけど、自分は日本の大学も考えたんですけど大学まで朝鮮大学校に行くというところにこだわって、全然環境が違う中でもできるってことを証明したいからです。そのために500人の前で話すチャンスというのはマストで掴んでいきたいですし、その中で日本の学生の子たちにも、「孫くんのビジョンめっちゃ刺激になります。」とか「めっちゃ面白いっす。」みたいに思ってくれる人を増やしていきたいです。 自分の生い立ちだからこそ与えられるその価値っていうのを大勢の大学生がいる場所で自分が発信していって、それが少しでもなんかみんなの人生にプラスになれば自分は大変嬉しい気持ちです。自分が語ることで少しでもいろんな人が前向きにポジティブに明るくなれるような場を自分がしっかり与えることが目標です!

 

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